書籍名: 国宝刀剣図譜 第十回配布 岩波書店 昭和12年7月発行
戦前昭和十一年に,当時の国宝に指定されていた刀剣及び関連刀装具から,
本間順治博士が選抜編集して、16回に分けて発行された刀剣図譜の第十回です。
写真5/6のように当時最高の技術による写真製版による国宝刀剣写真と
それぞれの解説があります。解説の中では、当時の所属・所有者や、
図版の刀剣に比肩される同銘あるいは関連の刀剣の解説など、現代の
解説書や図版とは異なった趣の内容が興味あるものと思われ、読み応え
するものと思われます。
ただ当時の社会的事情から、16回の配布後、所有者自身と共に本書籍も
戦争の混乱を越え、幾つか散逸・欠けたところがあるのも事実です。それが
分売する理由です。
ただそれらの欠けた部分は全て複製などで補完しています。
この第十回の版では、,全て揃っておりオリジナルの配布された外封筒に入っています。
第十回配布図譜の中身は
一.無銘 (宝剣拵。剱) 二.助包(太刀)
三.豊後国行平作(太刀) 四.吉用(太刀)
五.定 (以下切れ。定利。太刀) 六.備前国福岡住左兵衛尉長則(太刀)
七.国廣 鎌倉住人(短刀) 八.則重(太刀)
九.来國次(短刀) 十.備前長船住義光(太刀)
以降第16回配布分まで順次出してゆきます。希望がありましたらお問い合わせください。
"ワケあり"をご理解の上NC/NRでお願いします