本/手鑑って何だろう-古筆鑑賞の最良の手引き/手鑑とは-題箋.帖.手鑑行列.見返し.絵/手鑑の見どころ/さまざまな手鑑/古筆見/床間.掛軸/茶道

本/手鑑って何だろう-古筆鑑賞の最良の手引き/手鑑とは-題箋.帖.手鑑行列.見返し.絵/手鑑の見どころ/さまざまな手鑑/古筆見/床間.掛軸/茶道 收藏

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■■茶道誌■■ ■■『なごみ』■■ ■■特集ー「手鑑って何だろう」・古筆鑑賞の最良の手引き■■ ■■「手鑑とは」ー題箋/帖/手鑑行列/見返し・(絵)■ ■ ■■「手鑑の見どころ」ーつけ石/古筆の筆者/料紙/冊子■■ ■■「さまざまな手鑑」■■ ■■「古筆見」■■ ■■「手鑑をつくる」■■ ■■「手鑑鑑賞の歴史」-名児耶明・(五島美術館学芸員)■■ ■■掛物に親しい古筆は、古人の人柄まで彷彿させて麗しい。ここに古筆の数々を大系にして折本状に仕立てた手鑑は、最も贅沢な鑑賞法。その手鑑の成り立ちと見どころなど、鑑賞の方法を紹介する■■ ■■床間/掛軸■■ ■■茶道/道具■■ ■■以下詳細をご覧下さい!!■■




■■『茶道誌』・・・■■


●●『なごみ』・・・●●

**”(1989年9月・通巻第117号)”**



■■『特集』・・・■■


●●「手鑑って何だろう」・・・●●

ー”古筆鑑賞の最良の手引き”ー

**”指導・文ー福田行雄・(古筆研究家)”**

**”撮影協力ー・五島美術館”**

**”(約、39頁)”**

★掛物に親しい古筆は、古人の人柄まで彷彿させて麗し
 い。
 ここに古筆の数々を大系にして折本状に仕立てた手鑑
 は、最も贅沢な鑑賞法。
 その手鑑の成り立ちと見どころなど、鑑賞の方法を紹
 介する。

★手鏡と手鑑。
 音が通ずるように、どちらもものを写し見るという点
 で共通するが、手の意味に大きな違いがある。
 手鑑の手は、筆跡のことで、特に古人の優れた書・古
 筆をさす。
 一点一点が、立派な一幅の掛物にもなろうかという古
 筆を幾十百となく折本様の台紙に貼り、鑑賞し、かつ
 同類の古筆を照らし合わせてその真贋などを鑑みたの
 が手鑑。
 まさに贅沢きわまる古筆の豪華カタログともいえる手
 鑑の、さまざまな見どころを・「筆陣毫戦」・に見て
 みると・・・。

  ◆重要文化財・大手鑑・「筆陣毫戦」。
               ・五島美術館。



■発行日=平成元年9月1日。
■発行所=株式会社・淡交社。
■サイズ=18×25.5cm。
■定価=602円+税。
■状態=美品。
  ●表紙に、多少のキズ・ヤケが有ります。
  ●本誌内に・多少のヤケが見えますが
  ●大きなダメージは無く
  ●年代的には良い状態に思います。



◆◆注意・・・◆◆

 ★発行日より・経年を経て下ります。
  コンディションに係らず・古書で有る事を
  充分に御理解の上・御入札下さい。

 ★神経質な方は入札をご辞退下さい・・!!



●全・128頁・・・!!



●特集・「手鑑って何だろう」・は、約39頁・!!



●蒐集・資料などの・参考に・・・!!



●探されていた方は・この機会に・・・!!



●以下・詳細をご覧ください・・・!!

  ◆掲載案内は・抜粋し掲載して下ります・・・!!

  ◆掲載内容は・Q&Aより・問い合わせ下さい。

  ◆数字記載は目視です・間違いは御容赦下さい。



●掲載を抜粋紹介し・「タイトル」・と致します。



●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



■■『特集』・・・■■


■■「手鑑って何だろう」・・・■■

ー”古筆鑑賞の手引き”ー

**”指導・文ー福田行雄・(古筆研究家)”**

**”撮影協力ー・五島美術館”**

**”(約、39頁)”**

★手鏡と手鑑。
 音が通ずるように、どちらもものを写し見るという点
 で共通するが、手の意味に大きな違いがある。
 手鑑の手は、筆跡のことで、特に古人の優れた書・古
 筆をさす。
 一点一点が、立派な一幅の掛物にもなろうかという古
 筆を幾十百となく折本様の台紙に貼り、鑑賞し、かつ
 同類の古筆を照らし合わせてその真贋などを鑑みたの
 が手鑑。
 まさに贅沢きわまる古筆の豪華カタログともいえる手
 鑑の、さまざまな見どころを・「筆陣毫戦」・に見て
 みると・・・。

  ◆重要文化財・大手鑑・「筆陣毫戦」。
               ・五島美術館。


●●「手鑑とは」・・●●

  ◆床/狩野尚信筆・牧谿蜆子和尚・間偃溪賛。
               ・五島美術館。


●「題箋」・・・●

★手鏡には題箋の貼っていないもの、また貼ってあって
 も無名のものもある。
 しかしその題の名づけかたは、その手鑑の製作者の蘊
 蓄が注がれていると言っても過言ではない。
 三大古筆手鑑・「翰墨城」・(MOA美術館蔵)・は
 ・「帖」・を・「城」・に置き変えて、その風貌はま
 さに城のごとくであり・「見努世友」・(出光美術館
 )・は、「徒然草」・の一節・「ひとり、灯のもとに
 文をひろげて、見ぬ世の人を友とする」・また・「藻
 塩草」・(京都国立博物館蔵)・は、藻塩=海藻から
 採る塩、その海藻を掻き集めることから・「書く」・
 にも掛けて・「和歌の浦にかきとどめたる藻塩草これ
 を昔のかたみとは見よ」・(「十六夜日記」)・から
 の発案であろう。
 まことに蘊蓄深いというものである。
 さてこの・「筆陣毫戦」・(五島美術館蔵)・は、題
 箋筆者を古筆見の畠山牛庵が烏丸光弘と極め、前半・
 (表)・を・「筆陣」、後半・(裏)・を・「毫戦」
 ・と叫ぶ。

  ◆裂/紺地龍鳳凰牡丹文金襴。


●「帖」・・・●

★表紙の裂、隅金具を吟味して、左から右に表紙が開く
 ように置き、これを開く。・略・・・・・。


●「手鑑行列」・・・●

★作品には、制作時の時代的思想・精神が反映されるよ
 うに、手鑑に本紙を押す・(貼る)・配列も、封建制
 すなわち身分制度が濃く反映されている。・略・・。

  ◆「筆陣毫戦」・の聖武天皇・光明皇后・聖徳太子
   とつづく巻頭部分。


●「見返し・(絵)」・・・●

★手鑑を開くと見返し・(絵)・がある。
 そこには普通、金銀砂子切箔の装飾、あるいは大和絵
 が、それに準じる葦手絵が画かれている。
 「筆陣毫戦」・の見返しは四枚であるが、手鑑によっ
 ては二枚のものもある。・略・・・・・。



●●「手鑑の見どころ」・・●●

★手鑑には色々な見どころがあり、さまざまな見かたが
 できると思うが、見かたに法則はない。
 心を自由にして古人の書の美しさを拝見できれば、こ
 れほど素晴らしいことはない。


●「つけ石」・・・●

★手鑑におされている断簡=切に、それと同筆と思われ
 る・「切」・を横に添えて真贋を見きわめる。
 これを称して・「つけ石」・というが、この付け合わ
 せの作業が手鑑本来の最高にして最終の使用目的であ
 ろう。・略・・・・・。

  ◆飛鳥井雅経・「今城切」。


●「古筆の筆者」・・・●

★古筆の美は、なんと言っても筆の動きの美しさー筆圧
 の変化、連綿等ー、それにより醸し出される品格の高
 さを味わうことであろう。・略・・・・・。

  ◆紀貫之・「名家家集切」。

  ◆後鳥羽院・「水無瀬切」。


●「料紙」・・・●

★筆跡の鑑定、鑑賞ばかりが手鑑の役目では決してない。
 料紙もまた、鑑定鑑賞されなければ充分と言い難い。
 この宗尊親王・「極」・のある・「元暦校本万葉集」
 ・第七は、巷間では・「難波切」・と称され、必ず藍
 と紫の・「飛雲」・と呼ばれるものがある。
 飛雲は年代により、その形態、色の濃淡に差があり、
 書写された時代を考える資料となりうる。・略・・。

  ◆宗尊親王・「難波切」・(元暦万葉)。

  ◆藤原行成・「法輪寺切」。

  ◆藤原為家・「箔切」。

  ◆藤原公任・「岡寺切」。


●「冊子」・・・●

★手鑑に押されている種々の断簡、それらを・「つけ石
 」・として、書を、料紙研究する。
 そしてさらにそれらの始源的形態をまさぐることがで
 きる。・略・・・・・。

  ◆大小君・「御蔵切」。



●●「さまざまな手鑑」・・●●

★ひと口に手鑑と言っても、さまざまな種類の手鑑があ
 る。
 押されている内容により、写経手鑑、短冊手鑑、古筆
 とは関係のない裂手鑑等々。
 写経手鑑である・「そめがみ帖」・(古経断片帖)・
 は、益田鈍翁の収集・制作になる手鑑としてばかりで
 はなく、近代に作られた手鑑としては注目に値する。
 ・略・・・・・。

  ◆奥から、裂手鑑・そめがみ帖・御手鑑。
            ・いずれも、五島美術館蔵。

  ◆前田行徳会蔵・「野辺のみどり」・の複製本の巻
   頭・(紀貫之・「寸松庵色紙」)。


●●「古筆見」・・●●

★古筆鑑賞の隆盛にともなって、古筆の鑑定を専門の業
 とする古筆の見があらわれてくる。
 その中心となる人物が初代古筆了佐で、以後古筆家は
 江戸時代を通して重要な役割を担った。
 他に古筆見としては、畠山牛庵・神田道僖などの名が
 知られている。

  ◆古筆見の系譜各種と・「増補新撰古筆名葉集」。
   名葉集は、十四代古筆了仲が切名称・内容・配列
   を集大成した古筆鑑賞の手引書であり、明治十八
   年に増補して板行した。


●●「手鑑をつくる」・・●●

★手鑑をつくる。
 これは結局一生のしごとになるであろう。
 裂と隅金具の吟味はもとよりであるが、なにしろそれ
 一点で優に立派な掛物となるような古筆の断簡を揃え
 るとなると、今日では想像を絶すると言えよう。



**”ここより白黒”**


●●「手鑑って何だろう」・・・●●

**”福田行雄・(古筆研究家)”**

 ●手鑑問わず語り。

 ●真の古筆鑑賞へ。


●●「手鑑鑑賞の歴史」・・・●●

**”名児耶明・(五島美術館学芸員)”**



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