Z.Vex Seek Trem
Seek-Tremの概要
シーク・トレムは8段階シーケンサー・コントロール付きトレモロペダルです。
スイッチ、ノブ類は左から右へ、"4/8/6 Step Slecter Switch", "Speed(tempo)", と“
8つのシーケンサー・ボリューム・コントロール”が付いています。
全てのノブは通常の他社のペダルとは全く逆に作用する様になっています。この方がポットがスムーズに機能するからです。
すなわち、大きくするにはノブを左へ回さなければなりません。
Speed Controlの場合は、速くするにはノブを左へ回さなければなりません。
トゥルーバイパス・スイッチ付きで、シーケンサーはStep 1でペダルがオンになるのを待つことになります。
操作
ギターからのケーブル(あるいは他のエフェクターのアウトプットからのケーブル)を右側のインプット・ジャックにつないで下さい。
左側のアウトプット・ジャックからアンプや他のエフェクターのインプットにつないで下さい。
LEDが点滅しなければ、ペダルはバイパス・モードです。
バイパス・モードの時は、シーケンサー Step 1で、ペダルがONにされるのを待っています。
ペダルがONにされると同時に、設定されたテンポとボリュームでStep 1から順番に作動することになります。
あなたのプレイにマッチしたリズムパターンやエコーのシーケンスを設定できます。
例えばエコーの様なセッティングにするには、Seek-Tremをオンにし、Speedのノブを好みのテンポにします。
それからStep 1のノブ以外のシーケンス・ノブを全て時計回り一杯(右)へ回しOFFにします。
ハードなトレモロにする場合、Step 2のノブは右一杯のOFFのままにします。
そしてStep 3をStep 1より静かになる様設定します。そしてStep 4は OFFのままにし、
Step 5はStep 3より静かになる様設定します。Step 6はOFFとし、Step 7はStep 5より静かになる様設定します。
そしてStep 8はOFFとします。そしてペダルをONにすると、エコーの様な効果音になります。
別の楽しい特徴は、アルペジオのパターンを作っておき、演奏中どの場所からでもそれをスタートできるということです。
オンにするといつもStep 1からエフェクトが開始するのでそれが可能になりました。
他のバリエーションとして、Step 1のみをONにし、他の7つのシーケンスノブを全てOFFにしてみて下さい。
Speedノブで望み通り速くならない場合、、"4/8/6 Step Slecter Switch"を4にすることによってSpeedを倍にできます。
このスイッチで4,6,8のStepを選べます。
ボリューム増幅する効果音を作る場合は、Step 1を若干音が聞こえる程度にセットし、
Step 8まで順番に段々とVolumeが上がる様にし、Step 8で最大Volumeになる様にするとおもしろいです。
調整とバッテリーの交換
バッテリーを長持ちさせる為に、使用しない時は必ずプラグをインプットジャックから抜いて下さい。
使用電流は最小(数ミリアンペア)なのでバッテリーは長持ちしますが、AC アダプターを使用したい場合は別途お問い合わせ下さい。
Z Vex Power Plate を別途取り付けることが可能です。
ペダルの底フタを取り外してバッテリーを交換できます。またトリムポットが付いており、
最大限ボリュームを調整できる様になっています。ボリュームを大きくすればするほど、ヘッドルームはダウンし、
ペダル内部のディストーションが増え、アンプや他のエフェクタへの負荷も大きくなります。工場出荷時の設定は11:00になっています。
Volumeを上げるには時計回りと反対方向へトリムポットを回して下さい。
最大限にすると大変大きなボリュームになりますので、音量をモニターしながら調整して下さい。
当時の定価 ¥70,000(税込み¥73,500)
20年近く前のハンドペイントモデルで
傷つきやすい筐体ですが、ほぼ新品のような状態です。
元箱に入れて、使用せず保管してあったようなコンディション。
貴重な個体だと思いますのでお探しの方は是非。
元箱・ワランティカード・ステッカーが付属します。