商品はアシェット(hachette)から2019年5月に発売されたエアファイターコレクション第27号の『アメリカ海軍F-14Dトムキャット 第2戦闘飛行隊“バウンティハンターズ”トムキャットによる最終クルーズ』になります。
模型だけの出品で、雑誌はありません。
ブリスター未開封だったのですが、保管中にブリスターを留めるセロテープが切れてたので、確認ついでに取り出して機体の写真を撮りました。
タイヤを格納した飛行状態の模型です。
組み立てる場所はなく、取り出して飾るだけです。
タイヤを格納した飛行状態の模型です。
1/100のダイキャストモデルで、全長約19cm。
機首の下にIRST(赤外線追尾システム)を搭載。エアインテークの下に増槽を2個。胴体の下にペイブウェイ(レーザー誘導爆弾)を2発吊ってます。
更に主翼の根元のパイロンにLANTIRN(赤外線ポッド)スパローとサイドワインダーを装備しており、装備がちゃんとD型になってます。フェニックス長距離ミサイルを外し、LANTIRNとレーザー誘導爆弾を装備したボムキャット仕様です。
胴体と水平尾翼はダイキャスト製(触った時に冷たいから)、主翼と垂直尾翼、エアインテークがプラ製(冷たくないから)です。
主翼は、左右連動して開閉できます。
フレキシブルアームの台座付き。アームの先端がボールジョイントになってるので、自由なポージングで展示可能。でも機体がダイキャスト製で重いので傾けすぎると、そのまま倒れると思います。
同じ塗装のプラモデルがタミヤやハセガワから出てますが、このF-14も割と有名な機体。
台座にも『Last Tomcat Cruise 2003』と書いてあります。
2003年に空母『コンステレーション』が退役しましたが、その最終航海の時に乗ってたのがVF-2のF-14Dです。
VF-2もコンステレーションから降りた後、F/A-18Fスーパーホーネットに機種転換したので、2003年6月の『コンステレーション』での航海が、VF-2のF-14での最終航海になりました。
この時代のF-14は、地味なロービジ塗装です。
VF-2のF-14も、元々は青白赤のラングレーストライプを描いていたのですが、
1984年にロービジになり、垂直尾翼の部隊マークが小さくなり(まだカラー)、コックピット横のラングレーストライプが無くなった。
1994年には塗装が全部グレーのロービジ塗装に。
2003年、F-14でのラストクルーズなので100号機(隊長機)だけフルカラーで復活!
でも残りの機体は、100号機と同じデザインだけど、垂直尾翼と胴体横のラングレーストライプグレーの濃淡で表現されました。
この模型はラストクルーズ塗装の100号機なので、垂直尾翼とコックピット横のラングレー・ストライプがフルカラーで表現されてます。
◆趣味のVF-2(第2戦闘飛行隊)
1922年創設の第2戦闘飛行隊(VF-2)は、アメリカ海軍初の空母『ラングレー』の航空隊でした。ラングレーの部隊マークが『青白赤のストライプを背景に幌を張った軍艦』だったのでVF-2の装備するヴォートVE-7(複葉機)にも識別の為に垂直尾翼と胴体に青白赤のストライプを描いてました。
アメリカ海軍初の空母『ラングレー』はカリフォルニアとハワイを行ったり来たりしながら、空母を含む艦隊運用の実験や、パイロットの訓練などに従事してます。
その後、アメリカ海軍初の空母ラングレーは水上機母艦に改造され、空母を失ったVF-2も解隊になりました。
そのVF-2が復活するのが1972年。
F-14の実戦配備に合わせて由緒あるVF-2が復活。アメリカ海軍で初めてF-14Aトムキャットを装備し、原子力空母『エンタープライズ』の戦闘機部隊としてデビューします。
VF-2のF-14が機首と垂直尾翼に青白赤のストライプを描いてるのは、空母ラングレーの時の初代VF-2から引き継いだもので、『ラングレー・ストライプ』と呼ばれてます。
愛称の『バウンティーハンターズ』は日本語で賞金稼ぎの意味です。なんかこう、アメリカンな感じよね。
VF-1とVF-2の2つ(※同時に創隊)が原子力空母『エンタープライズ』の戦闘機部隊として、そのままベトナム戦争に参加してます。
1980年にエンタープライズがレーダーなどを新型に改装するための近代化改修に入ったので、VF-2は空母『レンジャー』に乗り換えて、インド洋・ペルシャ湾に展開。
1990年には湾岸戦争に参加。
1993年に空母『レンジャー』が退役したので、空母『コンステレーション』に乗り換え。と同時に最新鋭のF-14Dに機種転換してます。
1994年にVF-2のF-14DはLANTIRN(赤外線照準ポッド)を装備できるようにアップデート。レーザー誘導爆弾で精密爆撃出来るようになりました。
1999年に、イラクのサザンウォッチ作戦に参加。イラクのミサイル基地と対空砲を爆撃。イラク空軍のMig23と交戦してます。
そのままイラク戦争に参加。レーザー誘導爆弾でイラクを爆撃しまくってます(483回出撃して、294発のレーザー誘導爆弾を投下してる)
2003年にFA-18Fに機種転換。部隊名がVFA-2に変わります。
◆趣味のF-14Dスーパートムキャット
1990年に開発されたF-14の最終量産型がD型です。
初期型のF-14Aは、F-111用に開発されたTF30ジェットエンジンを流用してました。
このエンジンは最初からパワー不足だったのでF401エンジンに交換する予定だったのですが、予算の都合で却下されました(F-14は高いから~)。
実はTF30には、急激な姿勢制御でエンジンに入る空気の量が変わるとエンジンが止まるという大問題がありました(コンプレッサーストール)。
これは元々TF30が攻撃機用のエンジンとして開発された為、急上昇や急降下、急旋回などの戦闘機動を考慮されてなかったのです。エンジンの欠陥というより、機体とエンジンがマッチしていない。という問題でした。事実、TF30を搭載した空軍のF111では何の問題も無く飛べてます。
映画『トップガン』でもマーヴェリックのF-14がアイスマン機のジェット後流に入りエンジンが停止して落ちてます。
そこでエンジンをF-15Eストライクイーグルに搭載されてるF110エンジンに換装。出力が30%アップし、急な機動でのエンジン停止の問題もなくなりました。
更にF-14Aでは可変翼機なのでスピンしやすく、スピンに入ったら元に戻らない。という大問題がありました。
映画『トップガン』でもエンジン停止後のマーヴェリック機が錐もみスピンから立て直せず落ちてます。
映画トップガンは、まさにF-14Aの2大欠陥をそのまま描写してるとゆー。
1979~85年にNASAでこの問題が研究され、新たな飛行制御システムが開発されました。
F-14Dでは、この新たな飛行制御システムを搭載した新型のコンピューターに換装。それに伴いレーダーや火器管制システムがデジタルの新型に換装。
新型の空対空ミサイルを装備できるようになりました。
コックピットもメーター式から液晶パネルに変更。
暗視ゴーグルや赤外線ポッドに対応して夜間でも飛べるようになりました(全天候型戦闘機になった)。
見た目はA型と同じですが中身がガラッと変わってます。外観上の違いはエンジンノズルぐらいですね。
これでようやくF-14が完成したものの、元々高かった値段が更に高くなり、324機調達される予定が、わずか37機製造されて終わりました。戦闘機の数を揃える必要があった為、残りはF/A-18ホーネットで誤魔化すことに。
何せ空軍のF-15イーグルよりも800万ドル高いので議会を納得させられませんでした。残念!
箱の大きさは横25cm×縦16.5cm×高さ6cm。
写真の1枚目は、ブリスターの上から。
写真の2枚目は、主翼を開いた状態。
◆発送に関して。
定形外郵便450円で発送予定です(+160円でネットで荷物追跡可能な特定記録を付けることができます)。
ダイキャストモデルなので重いです。
定形外郵便は補償がつかないので、ゆうパックでも発送可能です(高くなるが・・・)
プチプチで包んで、封筒で発送予定。
●ゆうパック(60サイズ)
[長崎県] 820円(長崎県内)
[北海道] 1740円 (北海道)
[ 東北 ] 1740円 (青森、岩手、秋田、山形、宮城、福島)
[ 関東 ] 1410円 (茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨)
[ 信越 ] 1410円 (新潟、長野)
[ 北陸 ] 1150円 (富山、石川、福井)
[ 東海 ] 1150円 (静岡、愛知、岐阜、三重)
[ 近畿 ] 990円 (滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)
[ 中国 ] 880円 (鳥取、岡山、島根、広島、山口)
[ 四国 ] 990円 (香川、徳島、愛媛、高知)
[ 九州 ] 880円 (福岡、佐賀、大分、熊本、宮崎、鹿児島)
[ 沖縄 ] 1100円 (沖縄)
・ゆうパックは補償が付きます。
・時間帯指定出来ます。
・荷物追跡可能です。
ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセルなのはオークションのお約束~♪
他にも色々出品してますので、同梱するとバラバラに送るよりも送料がお得になります(私も発送作業が楽だし! 取り置きも可)
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