【詳細】
初版set 飛浩隆 象られた力/グラン・ヴァカンス/ラギッド・ガール/零號琴 ハヤカワ文庫
象られた力 2004年9月15日初版 早川書房発行
グラン・ヴァカンス 2006年9月30日初版 早川書房発行
ラギッド・ガール 2010年2月15日初版 早川書房発行 帯付 新刊案内完備
零號琴上巻 2021年8月25日初版 早川書房発行
零號琴下巻2021年8月25日初版 早川書房発行
象られた力
謎の消失を遂げた惑星百合洋。イコノグラファーのクドウ圓は、その言語体系に秘められた見えない図形の解明を…かたちとちからの相克がもたらす災厄を描いた表題作、双子の天才ピアニストをめぐる生と死の二重奏の物語デュオほか、全四篇収録
グラン・ヴァカンス
いちど観てみたいわ、春を。ここには夏しかないものねぼくは柔らかい春の雨を想像した。美しく残酷な夏の終わりに― 日本SF大賞受賞作家の初長篇。仮想リゾート数値海岸の一区画夏の区界。南欧の港町を模したそこでは、ゲストである人間の訪問が途絶えてから1000年、取り残されたAIたちが永遠に続く夏を過ごしていた。だが、それは突如として終焉のときを迎える
ラギッド・ガール
人間の情報的似姿を官能素空間に送りこむという画期的な技術によって開設された仮想リゾート―数値海岸の開発秘話たる表題作、人間の訪問が途絶えた大途絶の真相を描く書き下ろし魔述」、夏の区界を蹂躙したランゴーニの誕生篇蜘蛛の王など全5篇
零號琴
特種楽器技芸士のトロムボノクと相棒シェリュバンは惑星〈美縟〉に赴く。そこでは首都全体に配置された古の巨大楽器〈美玉鐘〉の五百年越しの竣工を記念し、全住民参加の假面劇が演じられようとしていた。上演の夜、秘曲〈零號琴〉が暴露する美縟の真実とは?
飛浩隆
1960年島根県生。1981年短篇ポリフォニック・イリュージョンで第1回三省堂SFストーリーコンテスト入選、SFマガジンに掲載、デビュー。83年から92年まで同誌に短篇10篇発表。10年の沈黙ののち、2002年長篇グラン・ヴァカンス 廃園の天使I発表、脚光を浴び2005年、短篇集象られた力で第26回日本SF大賞受賞。2007年短篇集ラギッド・ガール 廃園の天使IIで第6回センス・オブ・ジェンダー賞受賞。2018年、短篇集自生の夢で第38回日本SF大賞受賞
【状態】
経年劣化により焼け、小口に汚れ、カバーにスレ、傷、フチヨレは御座いますが、概ね良好です
※グラン・ヴァカンスの天にシミが御座います。