求龍堂 初版 26×19×1.5cm 184P
見て味わう―
おいしそうな植物たちと
イギリスのおもてなし
世界最大級のボタニカル・アート・コレクションを収蔵する英国キュー王立植物園の協力のもと、美しいボタニカル・アートと共に、18~19世紀のイギリスの人々の暮らしを知ることができる、見て「味わう」本。
全体を6章で構成し、①野菜、②フッカーの『ポモナ・ロンディネンシス』(果物)、③茶・コーヒー・チョコレート・砂糖・アルコール、④さまざまな果物、⑤ハーブとスパイス、⑥ブレジア=クレン家のレシピ・ノートと『ビートン夫人の家政読本』に分けて、さまざまな食べ物を歴史的なエピソードを交えボタニカル・アートで紹介するとともに、その食材がどのようなシーンで食されていたか、当時の食器・銀器やグラスなどテーブルまわりの環境も垣間見られるような内容。
第6章では、食材がどのように調理されていたかわかる当時のレシピや、女性たちが愛読した家政読本も収録。英国風お菓子の作り方がわかる頁も有り。「英国風」を好む女性たちが見て楽しい本。
[ 本書のポイント ]
イギリスが大躍進を遂げた18~19世紀の食に焦点を当て、その頃さかんに描かれたボタニカル・アートと、発展の象徴でもある豊かで華やかな食にまつわる文化を、双方向的に紹介することで、アフタヌーン・ティーをはじめとして日本の女性たちに馴染みのある「イギリス風」の素敵な時間を疑似体験できる内容。
●日英併記
<目次>
Contents
イントロダクション─英国キュー王立植物園/フィオナ・エインズワース
テーブルにおいしい食を運ぶプラントハンティング/シャーロット・ギア
図版
プロローグ 食を支える人々の営み─農耕と市場
第1章 大地の恵み 野菜
コラム:ジャガイモ
第2章 イギリスで愛された果実─『ポモナ・ロンディネンシス』
王立園芸協会(旧ロンドン園芸協会)/シャーロット・ギア
コラム:イギリスとリンゴ
コラム:イギリスとイチゴ
第3章 日々の暮らしを彩る飲み物
セクション1 茶1
コラム:お茶をめぐる戦争と冒険
コラム:アフタヌーン・ティーとハイ・ティー
コラム:18世紀末から19世紀初頭のティー・セッティング
コラム:アーツ・アンド・クラフツ運動の時代の喫茶文化
セクション2 コーヒー
コラム:コーヒー・ハウス
セクション3 チョコレート(カカオ)
コラム:イギリスにおけるチョコレート産業(19世紀)
セクション4 砂糖(サトウキビ)
コラム:プランテーションと三角貿易
セクション5 アルコール
コラム:イギリスとワイン
第4章 あこがれの果物
第5章 ハーブ&スパイス
第6章 ブレジア=クレイ家のレシピ帖と『ビートン夫人の家政読本』
イギリスのお菓子を作ってみよう!
《状態説明》
概ね良好です。
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