OASIS/STANDING ON THE SHOULDER OF GIANTS SESSIONS(2CD) オアシス

OASIS/STANDING ON THE SHOULDER OF GIANTS SESSIONS(2CD) オアシス 收藏

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ボーンヘッドとギグジーの2人のオリジナル・メンバーの相次ぐ脱退を乗り越えて2000年にリリースされた4枚目のスタジオ・アルバム『Standing On The ShoulderOf Giants』の制作途中の流出音源が、装いも新たに周辺音源を加えた2枚組仕様でbetrayerからリリース!! メインで収録されている流出音源は、細かく聴いていくと色々な発見がありマニアにはたまらないマテリアルですが、アルバムではリアムが歌っているノエル作の曲をノエル自らが歌っているということで、初心者でも充分に楽しめる素晴らしい音源です!!! 初回限定盤には、ドロップアウトと大きなカットがある、流出音源の「Fuckin’ In The Bushes」「(As Long As They’ve Got) CigarettesIn Hell」の2曲に編集を加えて聴き易くしたフェイク・ヴァージョンに加え、ゲムとアンディのお披露目となった’99年末の北米で行なわれたラジオ局主催のフェスティバルを行脚した際に出演したラジオ番組の模様と、詳細不明ながらリアムのインタビューを収録。ノエルの弾き語りという形体ながら、世界初披露された「Who Feels Love?」が聴けるほか、リアムのインタビューからは、当時は『Standing On The Shoulder Of Giants』から「Roll It Over」を含めた4枚のシングルをカットする予定であったことがわかるなど、なかなか興味深い内容です。他にもリアムのインタビューは「(この時新しくしたロゴについて)なんで変えたのかなんて知らねーよ、大したことじゃねーだろ」等、リアム節炸裂で笑えます。  『Standing On The Shoulder Of Giants』の制作の経緯を軽く振り返ってみると、99年2月にロンドンの某スタジオに集結したバンドは翌月末まで同地でリハーサルを行ない(若干のレコーディングが開始されていたとも言われています)、マスコミ対策か4月頭には初の海外でのアルバム・レコーディングのため、フランスに移動。スタジオとして使用されたのは南フランスの古城シャトー・デ・ラ・コール・ノワール。ここで5月末までベーシック・トラックのレコーディングが行なわれます。帰国後ノエルは、当時のノエルの自宅スーパーノヴァ・ハイツに設えてあったスタジオ(一室に機材をセッティングした簡易ホーム・スタジオ)で「Fuckin’ In The Bushes」の制作と若干のギターのオーバー・ダブ等(ノエルを除くメンバーは不参加)を行なった後、ホイーラー・エンド・スタジオでパートごとの録り直し、オーバー・ダブを行なうために再びメンバーを召集しますが、ここでボーンヘッドとギグジーが間接的に脱退の意思を伝えてきたため、97~98年のツアーでサポートを務めたポール・ステイシーとともに彼らのパートを全て録り直した上で、細かい追加のレコーディングとリリース・ヴァージョンで採用されたヴォーカル・パートのレコーディングを完了。基本的にミキシングのために移動したオリンピック・スタジオでは「I Can See A Liar」のドラム・トラックの録り直しと、サンプリングの使用許可がおりなかったためドラム・トラックのレコーディングを余儀なくされた「Fuckin’ In The Bushes」の追加作業も行ない、ミキシングは8月26日に終了。その後、ニューヨークでマスタリングを行ないました。こうして制作された『Standing On The Shoulder Of Giants』ですが、リリース前にアルバム全曲が流出、そしてリリース直後には本作のDISC1にメインで収録されている制作段階の音源15曲(DISC1(2)-(16))が流出してしまいました。 そんな『Standing On The Shoulder Of Giants』のセッションをまとめた本作は、ノエルが「Xファイル-THE MOVIE-」に提供した「ティオティワカン」からスタートします。98年3月のBe Here Now Tour終了後、『Standing On The Shoulder OfGiants』のレコーディングが開始される前に発表された、ノエル作で全ての楽器をノエルが担当したインスト・ナンバー。厳密にはアルバムのセッションとは関係のない楽曲ですが、熱心なファンの間では次作の方向性が示されているのではないかと話題になりました。ちなみにこの楽曲のメインのリフは、ノエルが後にイアン・ブラウンと共作し彼に提供した「Keep What Ya Got」でも再利用されています。  DISC1の2曲目以降は、先述したアルバム制作段階での流出音源。アルバム収録の10曲は、大元のベーシック・トラックは同一で、ある程度までは作りこまれてはいるものの最終的なオーヴァー・ダブは行なわれておらず、リアム作の「Little James」以外は全てノエル・ヴォーカルという内容から、本格的なヴォーカル・レコーディングより前のホイーラー・エンド・スタジオでの作業途中の音源と言われています。ここで聴ける音源がマニアにとって興味深いのはライヴ音源と違い、スタジオ・ワークの一端を垣間見ることが出来るという点にあり、制作途中らしい仮のミックスのものが大半を占めますが、例えば「Go Let It Out」を例にとると、歌詞が若干異なる箇所があるほか、エンディングは、フェイドアウトするリリース・ヴァージョンに対して、演奏がドラムだけになり止まる寸前まで収録。メロトロンによるフルート音は左手と右手のパートを大胆に左右に振り分けてミックスされています。全体的に音はスカスカですが、逆にイントロのセリフのサンプリングに代表される、リリース・ヴァージョンでは聴くことの出来ない音も含んでおり、煮詰めていく中で何を加えて何を消したかがわかります。また、2006年リリースのベスト・セレクション・アルバム『STOP THE CLOCKS』の限定盤のみのDVDに収録されているインタビュー(「LOCK THE BOX」)で、「Go Let It Out」にサンプリングされていた音源をめぐってノエル、リアム、インタビュアーが盛り上がる場面がありますが、あの部分は流出音源の「Go LetIt Out」を聴いてはじめて言っていることを全て理解出来るという、蛇足的な楽しみもあります。ただし、流出してしまっていることをノエルもリアムもはっきりと認識している上に、明らかに苦々しく思っていることが表情からも見て取れるため、まさに色々な楽しみ方が出来るヴァージョンの宝庫ではあるのですが、この音源を聴いているとファンとしては申し訳ない気持ちにならざるをえません……。  流出当時リリースされた多くのタイトルは、リリースされたアルバムの収録順に音源を並び替えており、必要な音が失われているものもありました。また、冒頭から欠落があった「Fuckin’ In The Bushes」をフェイドインさせたタイトル、もしくはカットアップした部分を冒頭でループさせた紛い物(ボーナスCDRに収録されています)を収録したタイトルもありましたが、本作は流出した全ての音をそのままの曲順で収録。元々ネットを経由して出回った音源であることが災いし、「Fuckin’ In TheBushes」「(As Long As They’ve Got)Cigarettes In Hell」にドロップアウトと大きなカット、他の曲にもノイズや小さなカット、微細な音飛び、元々は音が繋がっていた部分がファイルの関係で音が途切れているのも変わりありません。この辺りはオフィシャル級の音質を期待する初心者の方にはマイナス・ポイントとなるかもしれませんが、必要以上のノイズの除去や、別ソースでの補填を含む編集は敢えて行なわず、最もノイズが少なく且つ長いベスト・ソースを選択し、独自のリマスターのみを施しています。必要最小限のリマスターですが、これにより音抜けの向上が見られ、既発タイトルをお持ちのファンにはアピール出来るポイントであり、本作の特長となっています。  さて、流出時点ではアルバム収録の10曲と、既にシングル「Go Let It Out」のカップリングでリリースされていた「(As Long As They’ve Got)Cigarettes In Hell」を除く4曲が未発表曲でしたが、’08年4月現在でも未発表なのは、今だにアルバム制作に入る度にネット上に出回る、ファンが予想した(笑)アルバム候補曲に挙げられる「Revolution Song」という呼び名でも有名な「Solve My Mystery」1曲。しかし、他の3曲もリリース・ヴァージョンと全く同じものはひとつもなく、シングル「Sunday Morning Call」のカップリングでリリースされた「Carry Us All」は別テイク。アレンジも、ギターではなくシンバルから入る点で冒頭から違い、リリース・ヴァージョンの、ほんの少しテンポが速く後半につれて盛り上がるシャープなアレンジと比べるとやや平板なアレンジで朴訥とした印象。2002年のシングル「The Hindu Times」のカップリングでリリースされた「Just Getting Older」は元のテイクはヴォーカルも含めて同一ながら、ギターが少ない、オルタネイト・ヴァージョン。「It’s A Crime」に至っては2005年のアルバム『DON'T BELIEVE THE TRUTH』で発表された「Let ThereBe Love」のプロトタイプで、歌詞も異なります。ちなみに流出時点でリリースされていたB面曲「(As Long As They’ve Got)Cigarettes In Hell」に関してもリリース・ヴァージョンとほとんど違いはないものの、ラストのノエルの咳込みが始まった直後の”yeah”という誰かの声は、リリース・ヴァージョンでは聴くことの出来ないものです。  DISC2はUNKLEのシングルに収録されている「The Knock-On Effect」からスタート。これはノエルによるリミックス・ヴァージョンで、『Standing On The Shoulder Of Giants』で活躍しているポール・ステイシー、シャーロット・グラッソンが参加していることにも注目ですが、このリミックスが「Fuckin’ In The Bushes」を誘発したことで、重要な音源。続く「Fuckin’ In The Bushes」の2ヴァージョンは、DISC1の流出とは別のルートで出回ったもので、前者は後に遺族からのクレームで削除を余儀なくされる、ジミ・ヘンドリクスのBBCライヴ音源の「Little Miss Lover」がサンプリングされている時期のヴァージョンで、後者は、オリンピック・スタジオに移ってからのアラン・ホワイトが叩いているヴァージョンで、リリース・ヴァージョンよりもドラムがラウドにミックスされています。4曲目から13曲目までは、このアルバムのセッションでレコーディング、および追加レコーディングやベーシック・トラックのレコーディングのみ等、なんらかの作業が行なわれた、アルバム未収録のB面曲、ヴァージョン違い、プロモCDを始めとする限定された形で公開された音源をまとめて収録。アルバムのリリース直後に流出してしまった音源を意識して公開された音源もあり、DISC1収録の流出音源との聴き比べが楽しめます。このタイトルを締めくくる14曲目から16曲目は、10月26日にゲム、11月13日にアンディの加入が発表され、新しいラインナップでツアーに向けたリハーサルを行なっていた時期に、プロモCDのために99年12月にホイーラー・エンド・スタジオでレコーディングした音源。トレイ下の写真には、『Standing On The Shoulder Of Giants』のあのジャケット写真を逆サイドから撮影した貴重な写真を使用し、betrayer初の美麗ピクチャーディスクを採用。近年きちんとした形で手に入れることが出来なかったマテリアルを、既発よりもクオリティ、ヴォリュームともにアップさせた内容でおくる、決定盤です!!!! 


[Disc-1]「Recorded for THE X-FILES:THE ALBUM」 
1. Noel Gallagher/Teotihuacan「DEMOS & EARLY REMIXES」(Recorded at Chateau De La Colle Noire, France April-May 1999) (Recorded at Supernova Heights, England June 1999) (Recorded at Wheeler End Studios, England June-July 1999 )
2. Carry Us All 
3. Who FeelsLove? 
4. Fuckin’ In The Bushes 
5. Little James 
6. Gas Panic! 
7. Put Your Money Where Your Mouth Is 
8. Sunday Morning Call 
9. I Can See A Liar 
10. Go Let It Out 
11. Roll It Over 
12. Solve My Mystery (aka. Revolution Song) 
13. Where Did It All Go Wrong? 
14. (As Long As They’ve Got)Cigarettes In Hell 
15. Just Getting Older 
16. It’s A Crime (aka. Let There Be Love) 

[Disc-2]「Remixed by Noel Gallagher」
1. UNKLE/The Knock-On Effect「EARLY REMIXES」(Recorded at Supernova Heights, England June 1999) (Recorded at Olympic Studios, England July-August 1999)
2. Fuckin’ In The Bushes 
3. Fuckin’ In The Bushes「RELEASED REMIXES」
4. Let’s All Make Believe(B-side) 
5. (As Long As They’ve Got)Cigarettes In Hell(B-side)
6. Fuckin’ In The Bushes(Clean Version) 
7. One Way Road(B-side) 
8. Helter Skelter(B-side) 
9. Gas Panic !(Demo) 
10. Carry Us All(B-side) 
11. Full On(B-side) 
12. Go Let It Out(Demo) 
13. Just Getting Older(B-side)「EXTRA SESSIONS」(Recorded at Wheeler End Studios England. Dec 1999) 
14. Who Feels Love?(Acoustic) 
15. Sunday Morning Call(Acoustic) 
16. Where Did It All Go Wrong?(Semi-Acoustic Version)

<商品仕様>
国内プレーヤー及びパソコン等で視聴可能
ケース ジャケット付属
検品済み新品(初期不良があった場合は対応致します)

<注意事項>
こちらの商品はコレクターズアイテムとなっております。
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