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「本書はふだんよりもよそゆき仕様の一冊である(自社比・本人談)! 」
と、著者自ら語るこの本は、ふふふ笑いも爆笑も、
少しほろりも感動も、偏愛とこだわりも、ボケと突っ込みも、
人気作家の魅力がすべて揃った、まさに"ミウラシヲンてんこ盛り"!
最弱王の素質は十分、おやじギャグの才能はますます磨かれ、
肉体はのろのろなのに妄想だけはのりのりの日常の中からは、
情熱と愛情と笑いと涙がほとばしる!
アップデートされた「文庫追記」多数もぬかりなく収録されているので、
単行本で読んでいるかたにもお楽しみいただけます。
「『お友だちからお願いします』と言ったことも言われたこともない」と語る
当代一の人気作家が満を持して贈る、爆笑&胸熱の極上エッセイ集!
<目次>
はじめに
一章 ひととして恥ずかしくないぐらいには
餌を与えないでください/短くなった父/侵入犯の論理/会話について
靴 下 /電 話/トイレ/情報孤島/祖母とわたし/鼻水の抗議
夏の思い出/降りますのマナー/オヤジギャグのマナー/そうめんのマナー
最弱のマナー/年齢のマナー/放吟のマナー/体毛のマナー/物忘れのマナー
ジンクスのマナー/入浴のマナー/とっさの一言のマナー/雪ウサギの花瓶
「食わせてあげるよ」/祖母の死
二章 そこにはたぶん愛がある
老婆は行脚する/愛の地下鉄劇場/ファラオなばか/実家の意義/一富士二象三杏仁
甘い絆/加齢の初心者/楽しい表示/黄金山/粒とつきあう/破壊の呪文
窒息恐怖症/かなわんブギ/春のさびしさ/果敢な国際交流/解脱の境地
いやな感じに用意周到/屋根の下で眠るもの/変な癖/言語感覚のちがい
組織づくり/情熱の満ち引き/先生の帽子/そこのけそこのけ
三章 心はいつも旅をしている
キリストの墓とピラミッド/田園風景のカーチェイス/風呂敷/駅弁のタイミング
伊勢うどん/浜松のうなぎ/旅をするホタルイカ/足軽に扮して大人のチャンバラ
座席の回転/だれと旅に行くか/愛される宮本武蔵/はじめての鳥取砂丘
旅から戻って/高層ホテルからの絶景/山の未来に思い馳せ/朝の循環バス
公営プール/ロマンスカーの旅/パンダメモと上野動物園
ヴィゴ・モーテンセンで妄想旅行/日比谷野外音楽堂にて/旅の効用
鳥取のおじいさんとピザ/文楽の舞台/ヒノキがうつくしい熊野古道
藤子・F・不二雄ミュージアム/母と一緒に修善寺温泉/病院てんやわんや
四章 だれかとつながりあえそうな
包んで贈る十二月/ヒノキのテーブル/犬に思う/銀座のエレベーター
闇のなかの小さな光/理不尽の権化/謎の石像/お坊さんの力/スパイごっこ
ブチャイクよ永遠に/町田も東京だったんだ/街の元気玉/つながる線
夜の多摩川/郊外の飲み/男のかわいげ/古びた表札/イメージと実態
おわりに