米RCA オリジナルLSC2609 Shaded Dog ライナー 1962年録音の「ツァラトゥストラはかく語りき」 LIVING STEREO 極太超名演 夢の新同品!
米RCA LSC-2609 Living Stereo (Shaded Dog) 1LP。
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団
(録音:1962年4月、シカゴ、オーケストラ・ホール)
ライナー指揮シカゴ交響楽団による「ツァラトゥストラはかく語りき」です。
「誰でも知っているあの有名盤でしょ。」
ちょっと待ってください。ところがこのレコードはちょっと違うのです。
ライナーの「ツァラトゥストラ」といえばステレオレコードが発売された最初期にRCAの看板シリーズのLIVING STEREOの目玉商品として発売され、「ステレオHi-Fi」の威力を世界に見せつけたものとしてあまりにも有名です。
しかしライナー指揮シカゴ交響楽団による「ツァラトゥストラはかく語りき」には実は2種類の録音(レコード)があったのをご存知でしょうか。
ひとつは今述べたステレオ最初期のもので、1954年3月に録音されました。
これはステレオ最初期の録音であり、RCAの看板プロデューサー、ジョン・プファイファーの制作、レスリー・チェイスの技術によってたった2本のマイクロフォンで収録されました。ところが、ライナーの「ツァラトゥストラ」のあまりの素晴らしさにRCAは再録音を決定し、1962年に全く同じ演奏家、演奏会場で再録音が敢行されました。今回はRCA LIVING STEREOシリーズの初期作品のほとんどを手掛けたリチャード・モーア(プロデューサー)とルイス・レイトン(エンジニア)が録音を担当し、計6本のマイクロフォンで収録を行いました。
前者は録音から70年経っているにもかかわらずその太く鮮烈な音は今もHi-Fiレコードの最古典として燦然と輝く光を放つ立派なものですが、ここに出品する第2回目の録音はステレオ録音の経験とともにより洗練された音になっているのがわかります。レコード愛好家ならこのことを知ったなら聴かずにいられなくなる事実です。
なお、この第2回目の録音は、後年アメリカのウルトラ・オーディオファイル・レーベルであるMFSL(Mobil Fidelity Sound Lab.)からそのスーパー・オーディオファイルLPの1枚として、また日本のJVCからはXRCDシリーズの1枚として発売されました。このことはこの音源が超級のオーディオファイル録音であるということの証です。
ライナーの演奏は2回とも男性的で骨太です。すごい推進力でストレートにがんがん突き進みます。
ここに出品するのはその第2回目録音のオリジナル盤である米RCAのLSC-2609で、レーベルはもちろんShaded Dogです。
本品は新品かと思うような夢の極美品です。
レコードはレーベル上のスピンドル跡もヒゲが1本かろうじて認められるだけで、盤面はぴかぴかつるつるの極美品です。
検聴でもノイズ完全皆無でプチともいわない超特急コンディションでした。
LP中期には「米盤は世界一盤質が悪い」などと言われて世界中から敬遠された米盤ですが、このレコードが出された1960年代前半はLPの発明国として世界最先端を行く技術を持っていた米国の製品はまだまだ素晴らしい品質を持っており、この盤はその事実を示しています。その音は米盤とは思えない優秀なSNをもち、そこから出てくる音は鮮烈、太さ、ガッツに溢れたまさに米国オーディオファイルの音です。
そしてジャケットがレコードにも勝る驚異の極美コンディションです。
そのつるつるの正面はまるで昨日印刷されたかのような見事な発色を持ち、裏面は一抹の汚れもない真っ白で、手にした時一瞬リイシュー品かと思うのですが正真正銘のオリジナル品と知ってびっくりします。(米盤ジャケットは表面コーティングがない普通紙であるためごくわずかながらスレが出るのは避けようがありませんが、それでもこれほどスレが少ないのは例外的です。)
米盤ジャケットの宿命的欠陥である出し入れ口の裂けや天地辺のヌケなども本品は無縁で工場出荷時のままの新同コンディションです。
このジャケットは私がこれまでに手にしたすべてのLSC盤の中でも最も「美しい!」と感じた品のひとつです。「RCA VICTOR」のロゴの入ったオリジナル内袋もそのままついています。
(蛇足ながら、ジャケットからレコードを取り出す時に米盤ならではの「あのいい匂い」がプーンとするのはこれだけきれいな盤であるからこそで、この匂いはレコード愛好家にとってたまりませんね。)
夢の新同極美のオリジナルLSC盤で、ライナー/CSO+LIVING STEREOのダイナミックなサウンドをお楽しみください。これ以上望むのは無理な夢の極美品です。どうぞお見逃しなく。
重量:274g (これに梱包材重量を足した総重量が送料の対象となります。)
安心してお求めいただける良質の品物の提供を第一に考えて出品しております。
音楽鑑賞に差し支えるような瑕疵のあるレコードは最初から出品しないようにしておりますが、レア盤などで瑕疵の存在にもかかわらず出品意義があるような場合には、その状態を明記して出品しています。
ノイズや盤の状態に関しては、検聴を行った盤に関してのみ気が付いた点を書くようにしていますが、それらは再生装置によって出方が違い、その感じ方は主観的なものですので聴き手によって違います。またすべてのノイズを聴き取ることも書くこともできず、聴き逃しもあるかもしれません。コンディションの説明はあくまで大体の目安とお考えください。(レコード特有の散発ノイズや盤質雑音などに関しては特に書きません。)
いかにきれいな品であっても中古LPは中古LPで、50-60年前の古い品も多くあります。
(なお、古いレコードはたとえ新品でも長い年月の間に材料内成分の析出などにより小さなピチプチ雑音が出ることがあります。レイカの「バランス・ウォッシャー」やディスク・ユニオンの「レコクリン」などでクリーニングすればこれらが取り除かれてより美しい音を楽しむことが出来ますのでお聴きになる前のクリーニングをおすすめします。また、当方ではモノ・レコードはモノ専用カートリッジで聴いております。モノLPをステレオ・カートリッジで聴きますとモノ信号の再生に必要な水平方向の動き以外に垂直方向の動きも拾ってしまいますのでモノ・レコード本来の音が再生できないだけでなく、不要なノイズや雑音を拾うことにもなりますので、モノ・レコードはモノ専用カートリッジで再生されますことをお勧めします。)
なお、当方で出品するレコードはほとんどすべてが空気の乾燥したドイツで使用、保存されてきた品ですので、特別な表記がない限りジャケットのカビ、シミ、カビ臭などは一切ありません。
支払いは「ヤフーかんたん決済」となります。
発送は標準がゆうパック(おてがる版)となります。
LPの場合、80サイズでの発送となりますが、複数枚の品物をご落札頂いた場合でも厚さが10cmくらいになるまで同一料金で送れます。(それ以上になりますとその厚さによってサイズが変わり、料金が上がってゆきます。)複数落札の場合は必ずオークション終了後すべてのアイテムを「まとめて取引」にして取引を始めてください。そうでないとヤフオクのシステム上各商品に別々に送料がかかってしまいます。
なお、保証はつきませんが、軽い商品については全国均一料金で少し安く送れる定形外での送付もお受けします。2024年10月の郵便料金値上げに伴い、一般的に軽いLP1枚なら定形外がお得ですが、2枚以上の場合はゆうパック(おてがる版)のほうがお得になることが多くなりました。なお、定形外郵便の料金は商品の重量によって変わってきますので同梱ご希望の場合は、取引手続きに進む前に必ず取引連絡欄から料金をお問い合わせください。