「燿彩杯」は、人間国宝三代徳田八十吉による至高の作品です。
紺、ペールグリーン、白などの色の濃淡・グラデーションが宝石のような美しい輝きを放っています。
「彩釉(さいゆう)」という色の配色のみで仕上げる技法で、高温で焼き上げることで、優美で味わい深い色合いが際立つ作品です。
また、プロゴルファー 石川遼 選手が2008年に開催された「マイナビABCチャンピオンシップ」で
初優勝したときの優勝カップ(トロフィー)と同型のため、陶芸家のみならず、ゴルフファンからも人気の作品です。
日本が世界に誇る陶芸家三代徳田八十吉の滅多にお目にかかれない銘品です。
是非ともこの機会にご愛蔵下さい。
参考価格:
人間国宝 三代徳田八十吉作 杯(カップ) 燿彩
■作者
三代徳田八十吉
作品底部の木台に朱漆書きの「九谷八十吉作」銘がございます(写真10枚目、左下)
■サイズ
口径12.6㎝ 木台径14.8cm 高さ34cm
総重量 1666g
■状態
目立った傷・汚れなく綺麗な状態です。
丁寧に梱包し発送させていただきます。
■三代徳田八十吉とは
三代徳田八十吉(とくだやそきち)は、陶芸家であり、人間国宝に認定された芸術家です。
本名は徳田正彦。拠点に活動し、主に九谷焼の伝統を受け継ぎながらも、新しい技法や独自の美学を確立。
三代徳田八十吉が特に知られているのは「彩釉(さいゆう)」と呼ばれる技法です。
彩釉は、青、緑、紺、紫などの色彩を用いた美しいグラデーションが特徴で、その色はなんと70色。
また、通常約900度で焼き上げる作家が多い中、約1000度で焼き上げることにより、
三代徳田八十吉の作品には、色彩の変化や光の反射を巧みに操り、見る角度や光の当たり方によって表情が変わる
味わい深い作品が多いです。
1933年に石川県小松市で二代目徳田八十吉の長男として生まれました。
科で陶磁器を専攻しましたが、中退し、その後、初代および二代目徳田八十吉に師事しながら技術を磨きました。
1988年に三代目徳田八十吉を襲名し、その後、数々の作品を発表しました。
特に1991年には、第11回日本陶芸展で賞を受賞し、秩父宮賜杯を授与され、その才能が一層増し海外にも多くの作品を残しています。
1997年6月6日には、彼の「彩釉磁器」に対する技術と芸術性が評価され、重要無形文化財保持者(人間国宝)として認定されました。
受け継がれ、特に「燿彩」の技法による作品が広く知られています。
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徳田八十吉の作品を他にも主品していますので、合わせてご検討いただけますと幸いです。
初代 徳田八十吉 獅子香炉
三代 徳田八十吉(正彦)耀彩 花入
三代 徳田八十吉 (正彦) 燿彩花生 花瓶
三代 徳田八十吉(正彦)燿彩 壺