ドイツ・ロートガウ市に工房を構えるNik Huber Guitars。 代々続く木工職人の家系に生まれたNik Huberは、1990年代後半よりドイツ国内に於けるPaul Reed Smith公認のリペアマンとしてその名を知られて来ました。 その傍ら、自身の理想とするギターサウンド、プレアビリティを具現化した自らのNik Huber Guitarsを1996年に設立。
5名の卓越した職人達と共に、年間生産本数100本程と少数生産ながら、設立翌年の1997年、ドイツのフランクフルトミュージックメッセに出展し、「本気の高級エレキギターメーカー」として世界中に評判を響かせました。 そして1999年にはフランクフルト南20kmほどいったRodgauの街に引越し、完全に独立した工房を完成させ今に至ります。そのクオリティの高さ、トーンそしてヨーロッパ的な外観の美しさは多くのギターリストを魅了しヨーロッパは勿論、現在ではアメリカに於いても非常に高い評価を獲得しております。
この楽器はその時代の輸入窓口となっていた新堀ギターから、2007年その工房にカスタムオーダーされた一本です。 1ピースアルダーボディに約20mmの厚めのソリッドキルトメイプルを貼り合わせたボディは、ヴィンテージギブソンレスポールに匹敵する程の軽量3.5kg極上素材、ネックにも超一級カーリーメイプルを使用しており、ネックヒールはハイポジションでもスムーズなフィンガリングを可能にする大胆にカットされた独自のデザインに驚くばかり！ピックアップ・システムにはヨーロッパのハンドメイドピックアップビルダーHausell製のvin A2とvin A5を搭載し、楽器としての高い完成度と工芸品のような美しい仕上げを実現。
現在のドルフィンⅡ以前に製作されていた初期型6連ペグストラトタイプのドルフィンカスタムモデルになるかと思いますが、購入時の価格は約74万円。正式な認定書が付いています。しかも購入されて一度も使用されていない状態で、全く新品同様の極めて貴重な楽器です。
初めて弦を張りチューニング、ペグはシュパーゼルロック式、生音がまるでアコースティックギターの鳴りとサスティーンにまず驚く。そしてプラグイン。Hausell製のピックアップは初めて使用するが、ピッキングのニュアンスがストレートに音質に現れるレスポンスの高さ、ノーマルピッキングにはクリアートーン、強いタッチでは軽く歪んだトーン、これはただ者ではない。 2025の現在100万円を越えるハイエンドギターが林立する中でも、一番脚光を浴びるているのがNik Huber Guitarではないかと思いますが、これはその2007年初期型です。如何でしょうか？ 詳細は下記に記載しておりますのでご覧ください。

[ SPEC ]

BODY TOP : Quilted Maple
BODY BACK : 1piece Europe Alder
NECK : Eastern Curly Maple
FINGERBOARD : East India Rosewood
PICKUPS : haussel vin A2, vin A5
CONTROLS : 1 Volume, 1 Tone(with Push-Pull Tap control) & 3way toggle PU selector PEG : Sperzel
WEIGHT : 3.5kg