合わせ一間(いっけん)の仙台地方の衣裳箪笥。二本で一組の夫婦(メオト)箪笥ともいわれ、婚礼用の家具として作られました。二棹(さお)で約一間(180cm)幅になる造りです。前板は杢目の質感を触れて感じられる拭き漆仕上げ。金具は葉の形が矢じりに似ていることから「勝軍草」とも呼ばれる沢瀉(オモダカ)紋を施した錠前や、軍配型の引手など、非常に武家好みな意匠で構成されています。八重菊型のあたり鋲も印象的です。【状態について】・経年変化による小傷や色むら、割れ等ございますが、ご使用には差し支えない様に抽斗内や背部などの木部はしっかりと固定しております。詳細につきましてはお気軽にお問合せ下さい。【Size】〈1棹/1pic〉 W 85.0cm/ D 46.0cm/ H 96.0cm ×2【産地】宮城県仙台地方|Sendai area, Miyagi Pref.【素材、材質】欅・杉 |Wood zelkova, cedar【時代】大正 | Taisho era ( early 20c )