書籍/古染付と祥瑞-茶人を魅了した青と白/名品に見る古染付と祥瑞/茶碗.茶入.水指.香合.向付.酒次.徳利.盃.他/五良大甫呉祥瑞造-銘.他/茶道

書籍/古染付と祥瑞-茶人を魅了した青と白/名品に見る古染付と祥瑞/茶碗.茶入.水指.香合.向付.酒次.徳利.盃.他/五良大甫呉祥瑞造-銘.他/茶道 收藏

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■■茶道誌■■  ■■『なごみ』■■  ■■特集―「古染付と祥瑞」・茶人を魅了した青と白■■  ■■名品に見る古染付と祥瑞■■  ■■茶席に見る古染付と祥瑞■■  ■■古染付と祥瑞ー日本と中国の交流が生んだ痛快なうつわ■■  ■■染付の現場を訪ねてー京焼陶芸家・石田滋圭■■  ■■親子二代で愛した祥瑞■■  ■■茶碗/茶入/水指/香合/向付/酒次/徳利/盃/他■■  ■■祥瑞の名の由来となった・「五良大甫呉祥瑞造」・の銘■■  ■■茶道/道具組■■  ■以下詳細をご覧下さい!!■■




■■『茶道誌』・・・■■



●●『なごみ』・・・●●

**”(2009年6月・通巻第354号)”**



■■『特集』・・・■■


―”茶人を魅了した青と白”―

●●『古染付と祥瑞』・・・●●

**”(約36頁)”**

★透明感がある白い磁胎に、青いコバルトの顔料の呉須
 で文様を描く染付。
 その技法が14世紀の中国で確立されて以来、洋の東
 西を問わず、多種多様な染付が作られてきました。
 なかでも、ひときわ茶人を魅了してきたのが・「古染
 付」・と・「祥瑞」・です。
 奔放かつ飄逸な古染付と、精緻にして雅味溢れる祥瑞。
 異なる趣を餅ながら、同じ景徳鎮の民窯で、古染付は
 中国明時代末期の天啓年間・(1621~27)・を
 中心に、祥瑞は崇禎年間・(1628~44)・を中
 心に、わずか十数年の間だけ、日本向けに作られたと
 されます。
 今なお多くの茶人を魅了する古染付と祥瑞の魅力を探
 ります。

  ◆祥瑞内松竹梅外丸文向付・(部分)。
                 ・個人蔵。

  ◆古染付吹墨月兎図皿。
                 ・個人蔵。



■■『小特集』・・・■■


●●『江戸天下祭図屏風を読み解こう』・・・●●

*”監修=黒田日出男(立教大学教授.群馬県立博物館長)”*

**”(約9頁)”**



■発行日=平成21年6月1日。
■発行所=株式会社・淡交社。
■サイズ=18×25.5cm。
■定価=840円。
■状態=美品。
  ●表紙に・多少の・傷み・ヤケが有ります。
  ●本誌内に・多少の・ヤケが見えますが
  ●大きなダメージは・無く
  ●年代的には・良い状態に思います。



◆◆注意・・・◆◆

 ★発行日より・経年を経て下ります。
  コンディションに係らず・古書で有る事を
  充分に御理解の上・御入札下さい。

 ★神経質な方は入札をご辞退下さい・・!!



●全・128頁・・・!!



●特集・・・!!

  ◆「古染付と祥瑞」・は・約36頁。



●小特集・・・!!

  ◆「江戸天下祭図屏風を読み解こう」・は9頁!



●蒐集・資料などの・参考に・・・!!



●探されていた方は・この機会に・・・!!



●以下・詳細をご覧ください・・・!!

  ◆掲載案内は・抜粋し掲載して下ります。

  ◆掲載内容は・Q&Aより・問い合わせ下さい。

  ◆数字記載は目視です・間違いは御容赦下さい。

  ◆掲載を抜粋紹介し・「タイトル」・と致します。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



■■『特集』・・・■■


―”茶人を魅了した青と白”―

●●『古染付と祥瑞』・・・●●

**”(約36頁)”**

★透明感がある白い磁胎に、青いコバルトの顔料の呉須
 で文様を描く染付。
 その技法が14世紀の中国で確立されて以来、洋の東
 西を問わず、多種多様な染付が作られてきました。
 なかでも、ひときわ茶人を魅了してきたのが・「古染
 付」・と・「祥瑞」・です。
 奔放かつ飄逸な古染付と、精緻にして雅味溢れる祥瑞。
 異なる趣を餅ながら、同じ景徳鎮の民窯で、古染付は
 中国明時代末期の天啓年間・(1621~27)・を
 中心に、祥瑞は崇禎年間・(1628~44)・を中
 心に、わずか十数年の間だけ、日本向けに作られたと
 されます。
 今なお多くの茶人を魅了する古染付と祥瑞の魅力を探
 ります。

  ◆祥瑞内松竹梅外丸文向付・(部分)。
               ・個人蔵。

  ◆古染付吹墨月兎図皿。
               ・個人蔵。



●●「名品で見る古染付と祥瑞」・・・●●

★古染付は、淡く滲んだ呉須の文様と自由奔放な作風を
 、祥瑞は、目の覚めるようなバイオレット・ブルーの
 絵付と端正な形姿を特徴としました。
 伝世の名品を通して、古染付と祥瑞の魅力を明らかに
 します。

**”監修・文=荒川正明・(学習院大学教授)”**


ー”日本人を深く魅了した・染付陶磁の古典”ー

  ◆古染付桜川水指。
               ・明時代。
               ・野村美術館。

  ◆祥瑞山水人物文反鉢。
               ・明時代。
               ・藤田美術館。

ー”軽微洒脱な古染付の造形”ー

  ◆古染付双魚形向付。
               ・明時代。
               ・逸翁美術館。

  ◆古染付鮑形向付。
               ・明時代。
               ・泉屋博古館分館。

ー”精緻な文様の祥瑞・吉祥的・「物尽くし」・の表出”ー

  ◆祥瑞共蓋水指。
               ・同・蓋裏。
               ・同・蓋表。
               ・同・別面・(2)。
               ・明時代。
               ・泉屋博古館分館。

    ★砂金を入れる袋に似ることから砂金袋形と呼
     ばれる共蓋の水指。

    ★蓋の裏には中央に捻花文を大きく配し、周囲
     を唐草で覆っている。
     捻文は、淡い呉須の帯を濃い呉須の帯で挟ん
     だものを一組としている。

    ★(側面)・八仙人の持ち物を描いた宝尽しの
     図。・略・・・。

    ★(側面)・吉祥画題・「五子登科図」。・略
     ・・・。

    ★蓋の表に丸文散しを描き、如意頭文で囲んで
     いる。
     如意頭とは仏具の如意の先端のこと。
     丸文は捻花文、山水図の他、卍字菱文、幾何
     学文など、祥瑞の代表的な文様が多数描かれ
     ている。

ー”傾いた意匠のうつわ、祥瑞の歪み茶碗”ー

  ◆祥瑞沓茶碗・(絵替向付)。
               ・6客。
               ・同・見込。
               ・明時代。
               ・泉屋博古館分館。

ー”やきもので実現した・日本と中国の美の結晶”ー

  ◆祥瑞山水文瓢形徳利。
               ・明時代。
               ・東京国立博物館。

  ◆古染付荘子香合。
               ・明時代。
               ・泉屋博古館分館。。

  ◆色絵花卉文瓢形徳利。
               ・江戸時代。
               ・東京国立博物館。

  ◆志野一文字蝶香合。
               ・桃山時代。
               ・MOA美術館。


●「古染付・祥瑞の名品が鑑賞できる」・・・●

―”特別展・「染付ー藍が彩るアジアの器」”―

**”東京国立博物館・平成館”**

  ◆古染付御所車図六角耳付鉢。
               ・中国・景徳鎮窯。
               ・明時代・17世紀。
               ・東京国立博物館。

  ◆青花歳寒三友図皿。
               ・中国・景徳鎮窯。
               ・「大明宣徳年製」・銘。
               ・明時代・宣徳年間。
               ・個人。

  ◆染付山水文深鉢。
               ・伊万里。
               ・江戸時代・17世紀。
               ・サントリー美術館。



●●「茶席に見る・古染付と祥瑞」・・・●●

★歳月を経てなお、窯から取り出したばかりの初々しさ
 を感じさせる古染付と祥瑞は、茶席に中でより一層の
 魅力を発揮します。
 折々の季節の茶事に取り合わせられた古染付と祥瑞を
 ご覧下さい。

**”監修・文=菱本芳明・(数寄者)”**

  ◆古染付隅田川香合。

    ★柳岸に舟人物を描いた古染付香合を、四月の
     諸飾りに用いた・(香合の写真は32頁に)。
     その名は、能の演目・「隅田川」・に由来す
     るとされる。
     狂女物の中でも悲劇性の強い演目だが、ここ
     では清巌宗渭筆一行・「柳緑花紅・(やなぎ
     はみどりはなはくれない)」・と七官青磁耳
     付花入を取り合わせることで、江戸の桜の三
     名所の一つとして隅田川の花見を連想させる。
     花は乙女椿と蘇芳。

  ◆古染付半開扇香合。

    ★飛来一閑の油竹炭斗に仕組まれた古染付半開
     扇香合。
     半開扇の香合は、扇が開き切った開扇香合よ
     り侘びた趣があるとして茶人に好まれる。
     これは山水図に舟人物が描かれており、炉の
     季節であればいつでも用いることができるが
     、ここでは開き切る前の扇に・「花の盛りの
     前」・の意を重ねて三月の取り合わせに用い
     た。
     羽箒は野雁、火箸は桑柄、鐶は角谷一圭造の
     石目鐶。

  ◆古染付芋頭水指。

    ★口がつぼみ、尻の張った形が里芋に似ている
     ことから芋頭と呼ばれる古染付水指でを、九
     月の濃茶の点前座に置いた。
     水面に映る月に猿が手を伸ばす姿を地文に描
     いた、芦屋猿猴地文筒釜・「青山」・の在銘
     の瀬戸源十郎肩衝茶入・(近衛豫楽院所持)
     ・を取り合わせることで・「掬水月在手・(
     みずをきくすればつきてにあり)」・の趣を
     想起させる。
     風炉は木越三右衛門造の唐銅山道風炉。

  ◆祥瑞沓茶碗。

    ★祥瑞茶碗の磁器の白さとコバルトの青の鮮や
     かさは、夏の薄茶席に一服の清涼感を添える。
     六月の薄茶席の取り合わせとして、点前座に
     は備前桃形水指を用いた。
     小振りな水指と沓茶碗に取り合わせたのは、
     時代粉溜蒔絵平棗。
     苫屋の浦が蒔絵され・「塩がま」・の銘があ
     る。
     茶杓は又玄斎作・銘・「千年友」。

  ◆古染付木瓜形向付。

    ★懐石の最初に客の目にふれる器であり、最後
     まで折敷の上にある向付は、主道具と同じく
     、吟味すべき懐石道具の一つ。
     五月の懐石に、古染付木瓜形向付を用いた。
     料理はさよりの糸造り。
     古染付の青と白が漆器の折敷と四つ碗の黒に
     映えるが、古染付ならではのざんぐりとした
     印象は、あくまでも料理を引き立てる。
     古染付の向付には木瓜形の他・花・鳥・動物
     などの様々な形がある。

  ◆祥瑞樽形酒次。

    ★厳格な茶事では燗鍋と塗盃のみだが、二献目
     に徳利と石盃を用いる趣向もある。
     祝宴などに供される樽酒の形を模した祥瑞樽
     形酒次は、初釜のある1月炉開きのある11
     月に喜ばれる。
     卍字菱繋文、捻花文、詩銘文、丸文と、祥瑞
     ならではの染付で埋め尽くされており、近代
     の実業家・島徳蔵は・「天下の珍器」・と箱
     書している。
     舟越伊予守所持。
     石盃は、右から南京赤絵・練上手・(唐時代
     )・唐津。



●「古染付と祥瑞を取り合わせる理由」・・・●



●●「古染付と祥瑞」・・・●●

ー”日本と中国の交流が生んだ痛快なうつわ”ー

**”文=荒川正明・(学習院大学教授)”**

 ●古染付と祥瑞・それぞれの見どころ。

 ●かぶき者とはぐれ知識人の幸福な出会い。



●●「染付の現場を訪ねて」・・・●●

**”石田滋圭・さん”**

★祥瑞・古染付の写しを得意とする、京焼の陶芸家・石
 田滋圭さん。
 染付の制作過程とともに、茶陶への想いに迫ります。

 ●京焼の染付。

 ●白と青の作り方。



●●「親子二代で愛した祥瑞」・・・●●

**”武田泰子さん”**

★祥瑞をこよなく愛した茶人・武田正受庵。
 亡き父と行った茶事の思い出とともに。実際に手で触
 れ、使ったからこそ分かる祥瑞の魅力について、娘の
 泰子さんに伺います。

ー”茶人垂涎の祥瑞の茶道具。
          その魅力は・「寸法」・にあり”ー

★瓜回の茶事に、亡き父遺愛の祥瑞詩銘茶碗をあえて濃
 茶に用いた道具組。

  ◆風炉は石州好の唐銅大紅鉢。

  ◆五徳は大徳寺古釘で作ったもの。

  ◆釜は西村道也造の筋筒窯。

  ◆水指は宗旦在判の古瀬戸釣瓶。

  ◆茶入は、四代中村宗哲造の黒大棗・銘・「河太郎
   」。

  ◆茶杓は、鈴木宗保作・銘・「川」。

  ◆祥瑞の名の由来となった・「五良大甫呉祥瑞造」
   ・の銘。

  ◆祥瑞内松竹梅外丸文向付。

  ◆祥瑞蓋付向付。
   蓋の中央と器底に・「大明成化年製」・と年記銘
   がある。
   年記銘も祥瑞の見所の一つ。

  ◆祥瑞紗綾文唐草茶碗。

  ◆祥瑞雉牡丹文薄茶器。
   卍字菱繋文雉牡丹文は、最盛期の祥瑞ならではの
   精緻な筆致で描かれている。

  ◆祥瑞吉之字薄茶器。
   「吉」・の字は古染付の中でも好まれる意匠で、
   全体がやわらかな印象を与える。



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