デノンの懐かしいターンテーブルです。
フォノモーターのDP-3000を使用して、トーンアームのDA-305とキャビネットのDK-100を組み合わせたアナログシステムです。
放送局で培った技術を投入して家庭用に落とし込んだミドルクラスの傑作です。
フォノモーターにおきましては先代モデルであったDP-5000の技術とデザインを継承しつつも、よりコストパフォーマンスを向上させたモデルです。
お得意のACサーボDD方式に加え、スピード検出磁気ヘッドによる高精度な補正機能による優れた安定性を実現した点が特徴です。
その為、ワウフラッターも極めて少なく静寂製のある回転は現代でも通用するパフォーマンスかと思います。
トルクも十分であり、パフォーマンスの高さが伺えます。
作りもアルミダイギャスト製のシャーシで出来ており、かなりしっかりとしたお品です。
トーンアームにおきましては放送局仕様に準ずる設計を採用し、軽針圧でも高い安定性を実現すべく精度を向上させたお品です。
形状はラテラルバランスの取れた扱いやすいS字型であり、カートリッジ自重は4g~15gに対応しております。
シンプルであるが故、トレース性能にも優れております。
キャビネットは7cm厚の積層構造を採用したかなり堅牢なお品であり、質量の向上に伴う共振の少ない設計です。
また、天然木仕上げの美しく高級感のある仕上がりも良いですね!
肝心の音質におきましては、高い静寂性とバランスの良いサウンドが特徴的です。
音楽のジャンルも問わない優等生であり、常にニュートラルな存在でいてくれるお品ではないでしょうか?
加えて、調整も含めて大変に扱いやすい点も大きな魅力です!
作りもズッシリとしっかりとした作りです。
定価は1974年当時で96000円しました。
入門者はもとより音楽ファンにもオススメできるお品です。
コンディションにおきましては、若干の木部の色あせ、ダストカバーの小傷は見られるものの、目立つキズやサビも殆ど見られず、綺麗なお品かと思います。
フォノモーター本体は大変に綺麗であり、アームもかなり綺麗かと思います。
動作も良好であり、33/45回転共に大変安定しております。
ピッチコントローラーも良好です。
無論、音質も良好です!
クオーツロック式ではありませんので、回転数の変更の際には若干の調整は必要です。
付属品として、DA-305の元箱・スケール・取り付け工具・ヘッドシェルをお付けいたします。
この機会にどうぞ!