【 圧倒的ハイスペックなバック・ビンテージ 】
セラー・コレクション・ワインとしてこの上なく希少価値の高いドメーヌ物「メオ・カミュゼ」の出品です。
デキャンター 94点
ワイン・アドヴォケイト 92点
を遂げた最新の2021年でも既に国内在庫は皆無。
そんな最中に6年熟成した
圧倒的ハイスペックな2019年バック・ビンテージの出品です。
ヴォーヌ・ロマネに本拠を置き、黄金の丘コート・ドールを代表するドメーヌ「メオ・カミュゼ」。
ブルゴーニュの神様「アンリ・ジャイエ」の後継者とも言われる生産者として、
世界中のブルゴーニュ・ラヴァーに絶大な人気を誇ります。
メオ・カミュゼの歴史は、1900年代初頭。
ヴォーヌ・ロマネの生産者でありコート・ドール県議会議員であったエチエンヌ・カミュゼから始まりました。
ドメーヌの特徴は何と言ってもその絢爛豪華な特級畑の質と量。
ヴージョとヴォーヌ・ロマネを中心に
「クロ・ド・ヴージョ」
「リシュブール」
「エシェゾー」
「コルトン」という4つのグラン・クリュ、
5つのプルミエ・クリュを所有するブルゴーニュ屈指の名門ファミリーです。
また、メオ・カミュゼの所有する区画はどれも抜群の立地であることが最大ポイント。
クロ・ド・ヴージョはシャトー・デュ・クロ・ド・ヴージョの真下という絶好の区画にあり、エシェゾーは畑の最上部に位置します。
リシュブールは最上部の区画であるヴェロワーユに1haという広さもの土地を所有。
コルトンは、ル・ロニェ・エ・コルトンの南に位置するモノポール(単独所有畑)となっています。
現当主ジャン・ニコラ・メオは栽培家としては厳格、醸造家としては非常に巧み。
故アンリ・ジャイエに直接指導を受けた数少ない人物のひとりで、
上質なピノノワールの複雑な香りをまるごと瓶に閉じ込める技を神様ジャイエから学び継承し、
非常にエキゾチックで強烈なアロマをもつ贅沢な造りのブルゴーニュに仕上げます。
「レ・ショーム」は、一部が特級畑ラ・ターシュに面した、ヴォーヌ・ロマネ最南端に位置する一級畑。
メオ・カミュゼはこの優れたプルミエ・クリュの畑を約1.6ha所有し、
ブドウ樹は、1950年代後半と1970年代に植樹しています。
2019年は、良質なピノノワールが成熟した、
黄金の丘コート・ドールの超秀逸年。
特にコート・ド・ニュイでは素晴らしいピノノワールが収穫されました。
凝縮した果実味、質の高いタンニンと円みがある酸の調和が見事に取れた、柔らかくてジューシーなワインが造られました。
熟成はちょうど6年。
保存状態も抜群の傑作ヴィンテージです。
外観は輝くルビーの色調。ラズベリーやブラックチェリー、カシスなどの濃密な果実の香りに、
スミレやリコリスなどの複雑なニュアンスが立ち上ります。
印象的なのはシルキーなタンニンとミネラル感が生み出す滑らかな舌触り。
果実味は徐々に広がり、上品な酸はスムーズに流れて行きます。
凝縮感のある果実の風味を帯びた、長い余韻も魅力です。
この先も熟成を重ねることで、溶け合った果実味とタンニンが更なる気品を与えます。
抜栓のタイミングを今か今かと待ち侘びるのも、メオ・カミュゼの楽しさのひとつです。