・書籍名(英名) : The Cactus File Handbook ② REBUTIA
・著者名 : John Pilbeam
・出版社:Cirio Publishing Service Ltd.
・発行年:1997年
・形式 : 洋書(英語)、170×240mm、160ページ、ハードカバー
手元に余部があるので出品します。背表紙にやや日焼けが認められますが、中身は折れや破れ、シミ等は見当たらず、25年前の書籍にしては綺麗だと思います(写真参照)。
<書籍説明>
本書は1997年に発刊したレブチア属の全種図鑑となります。The Cactus File Handbookシリーズの2巻目にあたります。やや小振りなサイズの書籍ではありますが、1997年当時のレブチア属の全種について収録しており、各種の生態写真や栽培株、シノニムリスト、分布、生育環境、栽培方法、当時知られていたメジャーなフィールドナンバー(種名、産地名)、園芸品種等について収録しており、コンパクトながら情報量が非常に多く、レブチア属を網羅的に理解する良書だと思います。
著者はイギリスのサボテン・多肉植物園芸界の偉人John Pilbeam(ジョン・ピルビーム)となります。J. Pilbeamはアマチュアながら、ありとあらゆるサボテン・多肉植物を大量に栽培しており、また現地でのレポートも大量に刊行している多肉園芸界の鉄人とも呼べる人物です。既に90歳を越え、かなりの御高齢ですが、近年も筆は衰えておらず、相変わらずの仕事量には脱帽です。
元々Rebutia属はアルゼンチン〜ボリビアの内陸山岳部に分布し、AylosteraやMediolovibia等の複数属における属解釈で混乱し続けている属となります。山岳部〜高山帯に生育し、山系ごとに種分化または顕著な地域変異を持つことで知られています。
特筆すべきは、彩度の高い非常に美しい花を咲かせる事が知られており、小型の花サボテンとして認識されてもいます。また、山岳分布のために集団が隔離しやすく、地域変異が非常に多いことが知られています。なお、分類学的には種・変種レベルではかなり混乱しており、種群によっては札落ちすると同定が一気に困難になります。一方で、高山系は難物も多く、EU圏では比較的人気の群で、多くのコレクションが構築されている一方で、国内では栽培が困難な種も多いことから、一部での人気に留まっています。
本書では広義Rebutia属として扱い、属内を3亜属5節に区分けし、71種7変種を収録しています。また、これ以外にも各地の地域変異70集団を暫定的な学名表記で収録しています。これらを併せると148種類を収録していることになります。コンパクトに良くまとまった図鑑となり、園芸目線での裸名や園芸品種までも網羅しており、レブチア関連では他に無い高レベルの書籍となっています。また、プレート写真が素晴らしく、ページをめくっていると、とにかく美しい花だらけで、ミニマムな姿と共にその魅力がよく伝わってきます。
なお、そもそも出版部数が少なく、なかなか人気のシリーズですから入手難の1冊となっており、海外でもあまり見当たらず、あっても価格がかなりの高額に高騰しています。
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