米軍の要請によりコルト社が開発し、第二次世界大戦中に試験が行われた「M1911マシンピストル」を東京マルイのガスブローバックガンをベースにワンオフで製作しました。
《ハイダーについて》
いくつかのバリエーションが存在する中で、敢えて製作難易度の高いラッパ型のハイダーを選択しました。可能な限り正確に再現する為、既製パーツの流用は一切行わず、全て素材から製作しています。資料が限られている中、一枚だけフィールドストリップ状態の写真を見つける事ができた為、ほぼ正確な寸法と構造を知る事ができました。バレルブッシングと一体になった構造もリアルに再現しており、バレルブッシングと同じ要領で簡単に着脱可能です。本来、仕上げはブルーイングが望ましいのですが、外観に威圧感が出る事、ガスガン外装の色調にマッチしない事などから、塗装(インディ製 メタルパーカー)で仕上げています。
《ストックについて》
ストックは実物同様ウォルナットを使用しています。実物の写真を原寸大まで拡大し、直接型取りを行っていますので、ほぼ正確な形状、寸法で製作できていると思います。追加したパーツに金属を使用している都合上、ストックは敢えて本体と一体型の固定式で製作しています(長もの扱いにする為)。基部の金具もスチール素材から製作しており、ブルーイングで仕上げています。
《フォアグリップについて》
フォアグリップも実物同様ウォルナットで製作しています。製作の手間が非常にかかるモナカ構造のグリップを再現しています。グリップを取り付けるベースは金属で製作しており、強力な接着剤でフレーム下部に固定しています。リボルバーのグリップで使用されるような真鍮製のナット類も再現しています。ストック、フォアグリップ共に仕上げは漆(うるし)です。天然の生漆を使用しています。漆と言うと繊細な工芸品のイメージがあると思いますが、高い耐水性、耐薬品性を備えており、かつては三八式歩兵銃の銃床に使用される事もあったようです。機能面だけでなく、木目の美しさを最大限まで引き出します。
《ロングマガジンについて》
東京マルイ純正のロングマガジンを2本繋げて製作しています。コルト社若しくは米軍が撮影したと思われる古い白黒写真に写っているマガジンと同じ長さで製作しています(フレームから飛び出しているマガジンの長さ)。ガスタンク内側の形状に合わせて金属製の継手を製作し、強力な接着剤で接合しています。また、マガジン外装と継手を貫通させる形で抜け止めのピンを打っています。マガジン前方のスリットは金属の板で塞いでいますので、かなりリアルな外観となっています。メーカー刻印等はパテで処理し、塗装で仕上げています。下地が金属ですので、万が一塗装が剥げても良い味になると思われます。ガス漏れもなく、動作確認も行っていますが、個人カスタム品である以上安全性を保証できませんので、基本的にこのロングマガジンは観賞用です。ガスを注入しての使用は不可です。個人的な好みですが、ノーマルのバレルブッシングとノーマルマガジンに交換した外観も悪くないと思います(写真参照)。
《スライド右側面の謎パーツについて》
スライド右側面のセレーション部に配された謎パーツ(セレクター?)も金属削り出しで再現しました。スライドに溝を掘り埋め込んでいます。
《フルオート機能について》
マシンピストルの名の通り、実銃はフルオート仕様ですので、このガスガンでもフルオート仕様にカスタムしています。感覚的には東京マルイのグロック18Cと遜色ない作動で、かなり激しくブローバックします。東京マルイ製品は入手性も良く、カスタムパーツも豊富ですので、鑑賞のみならず気軽に作動させて遊べると思います。
《状態》
新品未使用の個体をカスタムしています。個人的な観賞用に製作したもので、作動テスト以外は使用していません。元箱、取説類、純正ノーマルマガジン、純正バレルブッシングも付属します。
《ご注意》
*18歳以上対象商品です。
*ご自宅や専用のレンジ、フィールド以外で使用しないことをお約束頂ける方のみご入札ください。
*当製品はカービン銃です。ストックを外しての使用は不可です。
*威力(初速)を上げる等の改造は一切行っていません。主要パーツは全て東京マルイ純正品です。
*購入意思のない方の入札はご遠慮下さい。
《発送方法》
ヤマト運輸での発送を予定しております。送料は全国一律無料です。