英語/アメリカ現代版画「Universal Limited Art Editions(ULAE):A History and Catalogue:The First Twenty-Five Years 」 Esther Sparks著 1989年 The Art Institute of Chicago and Harry N Abrams Inc Publishers発行 552頁 28.5×23×4.7㎝ 2.82㎏ Hardcover Dustjacket
【From Publishers Weekly】Tatyana Grosman (1904-1982) did more than perhaps any other single individual to establish printmaking as a major American art. In her West Islip, N.Y., workshop/publishing outfit, Universal Limited Art Editions (ULAE), she gave creative latitude to many artists before their rise to fame. A treasure trove of images, the album features Helen Frankenthaler's simple, sensuous forms, Grace Hartigan's lyrical abstracts inspired by poems, Cy Twombly's calligraphic swirls, a puckish Saul Steinberg print, and works by Larry Rivers, Jasper Johns, Robert Motherwell, Marisol, James Rosenquist, Jim Dine, others. Sparks, a curator at the Art Institute of Chicago, preeminent repository of ULAE prints, explores the collaborations among painters, printers, poets and writers which made ULAE a fertile laboratory. Art critic Wallach offers an affectionate memoir of chameleonlike Grosman driven by a sense of mission.
【現代美術用語辞典より】1957年にタチアナ・グロスマンによってニューヨーク州ロングアイランド、ウェスト・アイスリップに設立された、アメリカ現代版画を代表する工房のひとつ。タチアナ・グロスマン自身は版画技術者ではなかったが、心臓に持病のあった画家の夫に代わって家計を支えるために、プリンターにロバート・ブラックバーンを招き版画の制作・出版をはじめた。プリンターはその後、ジグモンド・プリード、ビル・ゴールドストンと変わり、グロスマンが1982年に世を去った後はゴールドストンが工房を率いている。ULAEが最初に手がけた作品は、L・リヴァースと詩人のフランク・オハラによるポートフォリオ《石版画集》。その後、S・フランシス、J・ジョーンズ、R・マザーウェル、R・ラウシェンバーグ、J・ダインなどの作品を発表し、1960年代のプリント・リバイバルに先鞭をつけた。とくに、ジョーンズとラウシェンバーグをアメリカ現代版画を代表する作家に育て上げたことは有名。近年は、T・ウィンターズ、S・ローゼンバーグ、K・スミスなどとのコラボレーションが多い。ニューヨーク近代美術館には、グロスマンの功績を称えて、彼女の名を冠したギャラリーとULAEのアーカイヴ・コレクションがある。
【商品状態】経年により中古感があり、三方軽ヤケヨゴレ、前後見開きにシミ、カバー軽スレ縁角軽イタミがあります。装丁はしっかりしており、中は書き込み等はなく(見落としがありましたらご容赦ください)、概ね並の状態です。本書が中古書であることをご了承の上お買い上げくださいますようお願いいたします。 1141212142